kohhのkohhとしてのラストアルバムを聞いた感想
kohhが以前行ったライブでkohhとしての活動を終えるということを発表した。
以前シブヤノオトで取り上げられているのを見て久しぶりに曲を聞いてみた。
やっぱりカッコいい。
kohhにハマっていたのは高校の頃、2015、6年くらいだったろうか。
当時は高校生ラップ選手権やMCバトルなどのフリースタイルラップなどを見たりしたりしていた人はいたが、あまり筆者の周りにはkohhを聞いている人は多くなかった。
それが今や、フランクオーシャンやマライアキャリー、skrilex、宇多田ヒカル、ワンオクのTAKAともコラボし、ヒップホップリスナーだけでなくあらゆる人を魅了している。
彼の魅力はなんと言っても歌詞であろう。飾り気のない歌詞の中には人の心に響くフレーズが所々広がっている。
筆者の環境もなかなか荒れていたので、共感できる点が多かったのも筆者がハマっていった理由の一つでもあるだろう。
kohhのロープという曲にこんな歌詞がある。
我慢すると胸が疼き
無理なことなら無理
見えないロープに縛られている俺達の首
いつからこうなった?
欲張るな
想像よりもいいことばっか
あるから大丈夫
自由になる日も来る
不自由さえ楽しむぐらいに心広く
ゆっくりでも大丈夫
生き急ぐ必要ない
ちっちゃいこの問題
周りの目を気にするより自分の心が大事
あの人とかその人に
どう思われてるなんかどうでもいい
語彙もないし、表現も高度な技術は用いていない。でも彼の歌い方が歌詞を大化けさせる。臨場感に加え、魂を揺さぶるような迫力が耳を包む。
適当な歌詞だかそこに彼の世界観が凝縮されている。単純だがその深さは計り知れない、無駄に飾らないその姿が超かっこいいんです。
ラストアルバムはこれまでの道のりを並行して歩いているような曲構成
CD盤で購入するならオークストラを引き下げて行ったライブのBlu-ray付きのものになってしまうが是非気になった方はチェックしていただきたい。
アルバムだけならApple Music等のサブスクでも視聴可能なので聞いてみてください。というか聞かなきゃもったいないぜ!!!
このアルバムの筆者のおすすめは『ゆっくり』です。
自分次第で感じれるし
窮屈に生きるのは罪
ゆっくり流れる水みたいに
命の早さに気づく
いつか終わる日は来る
死んでも残るものを作る
全てが手に入る欲しがらなくてもすぐ
引け寄せてく焦らず急いでく
この歌詞が響きました。
すごく哲学的だし、本質を悟ったような表現がすごく気に入りました。
このアルバムは新しく作ったような曲はなく、今までの未発表曲で構成されたアルバムなので目新しさはないが、これまでリリースしてきたアルバムの系譜を旅できるような気分になれる。
ここまで浅はかながらkohhの新アルバムを聞いて欲しいと思い記事を書いてみた。
これで興味を持って是非聞いてみて欲しい。これをきっかけにkohhを訊こうと思った方はまずは梔子というアルバムを聞いてみて欲しい。
筆者の予想だが、kohhはこれから海外生活するのではないだろうか。
英語学んだり、ファッション関連のことを学んだりして欲しいという願いがあります。
これからの彼の活躍に大期待です!!!
またkohhに関しては記事にできれば嬉しいので是非皆さんお待ちしていただけると嬉しいです。